*当ページは、アフィリエイト広告を利用しています
佐倉市の西部に、約35ヘクタールの里山が広がっていることを知っていますか?
佐倉里山自然公園——。谷津田、雑木林、湧き水。かつて日本中のどこにでもあった風景が、ここにはまだ息づいています。その里山を未来へつなぐ「里山保全・活用プロジェクト」が動き出しました。
学生ボランティアが竹林を切り拓く
このプロジェクトの中心にいるのは、NPO法人 国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生たち。2026年2月17日〜19日の3日間、市民団体や佐倉市と協力して、大規模な竹林整備を実施しました。

活動内容はこんな感じです。
- 竹林の間伐・整備 — 放置された竹林が里山を侵食するのを防ぐ
- 竹材を活用した遊具づくり — 切り出した竹で子ども向けの遊び場を制作
- 遊歩道・休憩スペースの整備 — 近隣の病院や福祉施設の利用者も訪れやすく
「切って終わり」ではなく、切った竹を遊具に変える。資源を循環させる発想が、このプロジェクトの面白いところです。
協力団体は佐倉市のほか、「佐倉里山自然公園支援し隊」「佐倉里山支援28」「森のようちえん さくらんぼ」「はたけん」「ユーカリ木こり倶楽部」「IVUSA活動を支援する会」の6団体。子育て団体から林業系ボランティアまで、幅広い世代と専門性が集まっているのも特徴です。
なぜ今、里山に人の手が必要なのか
SDGs、カーボンニュートラル、生物多様性——。「みどりの価値」が改めて注目されている一方で、里山の現場では深刻な課題を抱えています。
保全活動を担ってきた人たちの高齢化です。
佐倉里山自然公園では、「佐倉里山自然公園支援し隊」「佐倉里山支援28」「ユーカリ木こり倶楽部」など複数の市民団体が長年活動を続けてきました。でも、メンバーの世代交代は簡単ではありません。そこに大学生の力を掛け合わせることで、「次世代への引き継ぎ」を形にしようというのがこのプロジェクトです。
「自然共生サイト」に認定された里山
佐倉里山自然公園の価値は、ローカルな取り組みにとどまりません。
公園内にある「畔田谷津(あぜたやつ)」は、2025年9月に環境省の「自然共生サイト」に認定されました。これは民間の取り組みによって生物多様性が守られている区域を国が認定する制度。市民の長年の活動が、国レベルで評価された形です。
さらに2026年1月には、佐倉市が千葉県内の自治体で初となる「ネイチャーポジティブ宣言」を表明。里山保全は、市の環境政策の中核に位置づけられています。
佐倉里山自然公園へのアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県佐倉市下志津及び畔田 |
| アクセス | 京成臼井駅より徒歩約25分 / 車の場合は佐倉ICより約10分 |
| 問い合わせ | 佐倉市 都市部 公園緑地課 TEL 043-484-0940 |
佐倉の「緑」を歩いてみる
里山だけじゃありません。佐倉には、歩いて楽しめる自然スポットが点在しています。
竹林に包まれたひよどり坂は、まるで江戸時代にタイムスリップしたような静けさ。印旛沼サンセットヒルズでは、沼越しの夕焼けに息をのみます。もっとアクティブに楽しみたいなら、市内のキャンプ場で一泊するのもおすすめ。
佐倉里山自然公園の楽しみ方
佐倉里山自然公園は保全活動の拠点であると同時に、誰でも歩ける散策スポットでもあります。谷津田を見渡す遊歩道を歩けば、季節ごとに変わる草花や水辺の生き物に出会えます。特に春から初夏にかけては新緑が美しく、都心からの日帰りリフレッシュにもおすすめです。
ボランティア活動への参加に興味がある方は、佐倉市公園緑地課に問い合わせてみてください。「見に行く」から「関わる」へ、一歩踏み出してみるのも里山の楽しみ方のひとつです。
里山は、人の手が入ることで守られてきた自然です。学生の汗、市民団体の経験、行政の支援。いくつもの手が重なって、佐倉の里山はこれからも呼吸を続けていきます。

