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明治生まれの駅。でも、いまだに“アイスの駅”と記憶されがち。
佐倉市にある2つの「佐倉駅」。
そのうちのひとつ、JR佐倉駅は、1894年(明治27年)に誕生しました。
明治生まれのバリバリの“長男”であり、かつては千葉県で初の鉄道の終着駅。
成田線と総武本線の分岐駅でもあり、「地味に重要ポジション」な駅です。
でも、地元の人にとってJR佐倉駅といえば――
「ああ、アイス売ってた駅でしょ?」
そうなんです。昭和の時代、ホームでアイスクリームの立ち売りが名物だったこの駅。
銚子行き列車が着くと、最大30人もの売り子がホームに大集合。
あたり一帯が“アイスフェス状態”だったというのだから驚きです。
もはや、駅じゃなくて冷たい夢のテーマパークだったのかも?
城下町の玄関口、でも足腰には要注意
JR佐倉駅は、佐倉城址公園や国立歴史民俗博物館、武家屋敷など、歴史スポットへの玄関口。
ただし――坂道×階段×アップダウン地形のトリプルコンボが待っています。
地図だと「近そう」に見えても、実際は「登り坂がスパイス」なので、歩きやすい靴がマスト。
観光は楽しいけど、「ちょっとした登山遠足だったな…」という記憶が残る人も。
観光センターは北口にひっそりと
駅の北口には、「JR佐倉駅前観光情報センター」がひっそり佇んでいます。
パンフレット・マップ配布はもちろん、レンタサイクルも受付中。
佐倉の街を自転車でスイスイめぐる人たちは、ここから出発することも。
快速も特急も止まる、“実は使える駅”
特急「しおさい」全便停車、成田エクスプレスも一部停車。
朝は東京・横浜方面へ向かう始発もあり、通勤にも便利。
利用者数は1日約8,400人と、佐倉市内の鉄道駅ではそこそこクラス。
駅構内にはエレベーター、エスカレーター、多機能トイレ、Wi-Fi、AEDと装備はしっかり完備。
「昭和顔だけど中身は令和」という、理想的な駅なのかもしれません。
南口と北口、それぞれの性格が違うんです
南口はバスロータリー、交番、スーパーあり。人も多めで、“駅っぽい顔”をしています。
一方の北口は、こぢんまりした住宅街。静けさのプロといってもいいレベルの落ち着きぶり。
そのコントラストがまた、佐倉らしくて愛おしいんです。