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一歩踏み出せば江戸時代。佐倉のひよどり坂は、苔むす石段と竹林が静かに迎えてくれる“時代劇みたいな坂道”。
SNS映えも、武士ごっこも、できる人にはできる。不思議と心が整うスポットです。
千葉県佐倉市――のどかな住宅街を抜けた先に、突然“時代劇のロケ地か?”と錯覚する坂道が現れます。
それが、佐倉が誇る「ひよどり坂」。江戸時代から続く竹林の小径です。
名前の由来は「ヒヨドリがよく鳴いていたから」なんて説もありますが、それよりもまず感じてほしいのは、空気の変化。
一歩足を踏み入れると、車の音もチェーン店の看板も遠ざかり、聞こえてくるのは風と、鳥と、自分の足音だけ。
そう、この坂、ちょっと異次元にワープしたみたいな静けさなんです。
坂道は、長さ約160メートル。ゆるやかに曲がりながら続く石畳の上を、竹が両脇からやさしく包みこみます。
しかもただの竹林ではありません。
「四ツ目垣」「御簾垣(みすがき)」「鉄砲垣」など、“江戸スタイル”な竹垣のバリエーションがずらり。
これはもう、竹マニアにはたまらない。知らなくても「なんかすごい…」ってなります。
実はこの坂、かつて武家屋敷に住む武士たちが、城へと向かうために使っていた通り道。
つまり、「サムライ通勤路」です。
いま立っているその石段を、何百年も前の武士たちが草履で登っていたかと思うと、つい背筋もピンと伸びます。
ちなみに、「ひよどり坂」は、佐倉市が誇る“サムライの古径(こみち)”という歴史散策ルートの一部。
竹林、石畳、苔、竹垣、縁台、そして静寂。
どこを切り取っても絵になるので、写真を撮っても良し、座ってボーッとしても良し。
気分が乗れば、ひとり武士ごっこもアリです(ただし通行人にはご配慮を)。
坂の上に出ると、すぐ近くには武家屋敷が3軒保存されていて、中に入ることも可能。
【関連記事】武家屋敷 | 武士の暮らし、のぞいてみる?佐倉の武家屋敷で江戸時代にタイムスリップ
さらに少し足をのばせば、佐倉城址公園や国立歴史民俗博物館といった、歴史好き歓喜の名所が点在しています。
お城跡・サムライ通り・竹林坂・武家屋敷……と、これでもかという“江戸力”に満ちたコース。
しかも全部徒歩で回れるので、「歩いてタイムスリップする旅」が楽しめます。
四季折々で表情が変わるのも、ひよどり坂の良さ。
春はやわらかな光の中で新緑がそよぎ、夏は深緑のトンネルに。
秋は竹林越しに紅葉がのぞき、冬は苔と霜が静かに共演。
映えたい人にも、整いたい人にも対応可能です。
アクセスは、JR佐倉駅から徒歩15分、京成佐倉駅からなら20分ほど。
「旅っぽいことしたいけど、ガチ観光地じゃないとこ行きたい」
という人には、ひよどり坂はベストアンサーです。
都会の喧騒にちょっと疲れたら、ぜひこの坂で深呼吸を。
武士が歩いた道を、自分のペースでトコトコ登ってみる――そんな贅沢が、佐倉にはあります。
所在地:千葉県佐倉市宮小路町
アクセス:JR佐倉駅より徒歩約15分/京成佐倉駅より徒歩約20分
料金:無料
見学自由(夜間は足元注意)