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田んぼと竹やぶの向こうから始まった、“通勤駅”の物語
今でこそ通勤・通学客が行き交う“わりと賑やか”な駅、京成志津駅。
でもその始まりは、田畑と竹やぶと、あと静寂しかなかった場所でした。
開業は1928年(昭和3年)3月18日。なんと戦前!
当時はまだ「駅前商店街?なにそれ」状態で、駅名も“志津”だけ。
戦後の高度経済成長期を経て、昭和40年代に“いきなり住宅地化ブーム”が到来。
志津駅も「寝るだけの町」の入り口として、多くのサラリーマンたちの足元を支えることになります。
現在の駅舎は昭和生まれ
1981年(昭和56年)、現在の橋上駅舎が完成。
2面2線のホームをつなぐ改札は、いまや地元住民の“通過儀礼”のような存在です。
ちなみに、ホームのカーブがわりときつめで、1番線では「すき間、やたら広い」ゾーンがあります。
列車接近時には警告チャイムが鳴るので、油断せず足元注意。
地名「志津」のルーツは鎌倉時代
「志津」って、なんとなく優雅な名前ですが、そのルーツは鎌倉時代の武士・志津史郎平胤(しづしろう たいらのたね)がこの地に館を構えたことが由来とか(定かではありませんが)。
駅前のコーヒー屋の横に、そんな歴史が眠っていると思うと胸熱です。
なお、駅のすぐ近くには「遭難者追悼の碑」もあります。
これは昭和28年に京成電車の事故で亡くなった方々を供養するために建てられたもので、地域の歴史を静かに見守り続けています。
志津駅って今どれくらい使われてる?
2023年度の1日平均乗降人員は13,656人。
平日朝は、ホームに制服とスーツとイヤホンがずらっと並び、「うわ、なんか東京っぽい」と思える瞬間もあります(佐倉だけど)。
志津駅、これからも
今では周辺に志津ステーションビルやスーパー、カフェ、塾、整体、100円ショップ…などなど、“駅前らしい風景”が揃った、ちょうどいい日常のハブになっています。
かつての「竹やぶ駅」から、今や“しっかり地元の顔”へ。
志津駅は、静かに、でもしっかりと地域の歴史と暮らしをつなぎ続けています。